SSブログ

中学生円山 [SMAP/映画・舞台]

 maruyama.jpg

昨日「中学生円山」観てきました。
初日舞台挨拶の中継のある劇場で。

団地と学校を往復するだけの中学2年生14歳の円山が
団地に引っ越してきた謎の多いシングルファーザー下井と出会い、
妄想の世界と現実の殺人事件などを通して成長していくストーリー。
笑いが多いが涙もあり。アクションも満載でとてもおもしろかったです。


※ネタバレあります。

最初のほうは円山がとにかくエッチな目的を果たすためにがんばってます。
そのための努力を学校でも放課後も怠らず。
するとあることが起きてエロい妄想も見られるようになっていって
妹に見つかったりそういうことに興味を持つ年頃なんだと親が気付いてたりも。
ひじょーにくだらないことのオンパレードではあるんですけど
あぁ思春期の男子ってその家族っていうのはこんなもんなのかなーと。
あとになってつながってくる妄想の中での行為も出てきます。

そこに不快感や嫌悪感をもってしまう方には正直オススメはしづらい。
旦那や彼氏も中学生のときにこうだったの!?息子がいたらこうなの!?
と想像すればなにやってんだコイツって少しは笑って見られるかも。
私は遠慮なくげらげら笑ってたので隣の人は引いてたかも(笑)。

下井が円山の住む団地に引っ越してきて近所で殺人事件が発生し、
下井が殺人事件の犯人では?と妄想するもあるきっかけで2人は親しくなり
円山の妄想の世界はさらにどんどん広がっていきます。
家族や近隣の住人、団地に来る電器屋さんまで登場。

繰り広げられる妄想劇を中村トオルさん、坂井真紀さん、エンケンさんらが
妄想のヒーローとなって演じててみんななりきってて笑えました。
フルーツがモチーフのヒーローとなった円山の父を演じる中村トオルさんが
ゴミ袋を持って走り傷ついた身体から果汁が吹き出したときはもう爆笑。
父はフルーツが好きなんです。円山がフルーツを食べると喜びます。

剛くん演じる下井は不可思議なところが多くてひじょーにおもしろいです。
引越しの挨拶は手作りジャム。ついでではあっても感想をわざわざ聞いてきたり。
最初はなんだか気持ち悪いようなところがいっぱい。
奥さんはいなくていつもベビーカーを押してて、仕事もせず子供と遊んでばかり。
団地内で何度も道に迷い、子供のおむつを上手くかえられなくて、
ベビーカーの方向転換ができないなどの不器用さも。自転車にも上手く乗れず。
分別などきちっとしたところがあって近所の主婦とはすぐ仲良しに。

でも後半になると、その下井が殺し屋との妄想がやっぱり妄想ではなく
ほんとに殺人事件の犯人では?という展開になっていきます。
妄想中心から一変して現実の世界へ。ミステリー映画のような雰囲気にも。
その過程で下井の人物像や素性などが明かされていくんですけど
そこには妻に起きた悲しい事件もあって・・・。
円山の妄想に付き合ってあげるのもそのことが関係してるんでしょうね。
前半に笑った上手く乗れない自転車も2回目のときには涙に。

ラストに向かってはこれがあの不器用な下井なの?と思うほどの
激しいアクションを団地内でくりひろげていきます。
もしやここも妄想なのか?って思うような感じもありつつです。
ベビーカーが武器に変化するところはおもしろかったですね。
でも、それに子供が乗ってたんだなと思うとどこか憤りも。
その報いもあのラストにつながってるのかな。

下井を演じた剛くん。ほんとすばらしかったです。
気味が悪く不器用だった下井から悲しい過去を背負って戦う下井への変化。
円山、(妻と)子供、近所の主婦、警察に対してや過去の円山など
いろんな顔があるんだけれどブレみたいなものはちっともありません。
ファンは絶対に観たほうがいい。って当たり前に観るか(笑)。
役者草なぎ剛の才能と幅広さを改めて感じて感動すること間違いなしです。

ほかにも妹と友人のおじいちゃん、円山の母と電器屋さんのラブも描かれます。
この2つはひじょーにおもしろかったです。
前半のエッチな目的や妄想がダメな人はこっちを楽しむもよし。
エンケンさんが強弱いろいろあってすごかったです。
円山の妄想と2つのラブを対比してみるのもおもしろいんじゃないかな。
女は夢は見るけれどけっこう現実的な生き物なんだなーとね。


くだらない妄想を中心にたぶん見てしまうと思いますけど
要所要所はけっこう奥が深く考えさせられることも多いと思います。

劇中にあるセリフ「妄想は現実を超えたときに真実になる」。
どんなくだらないことであっても努力をし考え続けた先に
見えてくる真実、新たな世界みたいなものがあるのかもしれない。
妄想に浸ることをやめた円山の成長を見ながら感じました。

クドカンさんもあんな妄想をした先に脚本家や監督をしてるいまがあります。
同じようなことをしてるかもしれない中学生に対してのエールと、
同じようなことをしてきたかもしれない考えない大人たちに対しての叱責。
妄想という世界をつかってのゆるいクドカンさんなりの
メッセージが込められてるのかもしれません。



映画を見終わったあとは試写会の中継に。
司会はとくダネの笠井アナ。
初めてだったのでどうなんだろうと思いましたけど
たとえ目の前にいなくても生で受け取れるっていいもんです。

挨拶以外にテーマが「妄想」で黒板に描いた絵の発表も。
今回はやたら絵を書かされてますね(笑)。
剛くんは人参のサーフボードに乗ってサーフィンしてる絵を描いてました。
サーフィンはやったことがないけれど最近そんな夢を見たからと。
でも、昔にSMAPでハワイに行ってやったことを思い出し
なぜか吾郎ちゃんがクラゲにさされて地元の人に助けてもらった話を。
吾郎ちゃんにはとっても迷惑なことが起きました(笑)。

剛くんはほかの出演者の絵にもいろいろとコメントしてたんですけど
話が広がっていかないなんかふんわ〜りな感じで(笑)。
会場からは笑い声がけっこう起きてました。
最後に黒板にサインをと求められてなぜか「クドカン!」と。

なぜ?なよくわからない剛ワールド。
とても楽しかったです。



夜には「スペシャリスト」見ました。
犯罪者側の視点にたち心理を考え刑務所内で集めたデータを活用し
宅間が犯人を導き出して行く様がとてもおもしろかったです。
姉小路の関西弁と一課はいったい何をしてるんだ?など
ちょっと違和感というかひっかかるところはありましたけど(笑)。

剛くんこちらでも変化を上手く演じてましたね。
刑務所内、出所してから、徐々に笑顔も見えて素っぽさが出てきて。
下宿先で見せる顔は猫かぶってるわけじゃなくて本来はそっち?
かわいくお菓子を食べる姿からそんなことも思いました。

お互いに過去の未解決事件から時が止まってる宅間と姉小路。
これからいいコンビになっていくんじゃないかな。
もちろん続編つくるつもりでいますよね?
じゃなきゃ謎を残したまま終わりにはしませんよね。
楽しみにしてます。



昨日は剛くんが濃い1日で。剛担になった気分(笑)。
映画のあとにいろいろと出かけたので脚が疲れました。
寝てたら何度もつってしまって痛かった!
 
nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:芸能

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。