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「ヴィーナス・イン・ファー」観てきました [SMAP/映画・舞台]

VENUS.jpg

吾郎ちゃんと中越典子さんの2人芝居。
休憩なしの100分。


席は最前列で左手(番号前半)。
最前列は「ぼっちゃま」ぶりの2回目ですね。
どちらも1枚で申し込んで最前列。けっこう運がいい?

昨日の記事にも書きましたけど吾郎ちゃんファンのみなさん
ほんとすんませんなぐらいしっかりよく見えました。
けっこう目の前に立ったなぁ。じとーっと見上げちゃったよ(笑)。

途中、やや静かめなシーンで咳をされてた方がいて、
何か病気をお持ちとか体調が悪いとかだいぶお年をおめしてるとか
何かしらの理由があったのかもしれませんけどやや迷惑でした。
一度外に出るとかもっと音をおさえるとかしてほしかったです。
あと、ビニールをがさがさも。イラっとしました。


パンフいいですよ。
サイトやポスターに使われてるあの写真の感じで
吾郎ちゃんのソロショット何枚もあります。
これを見てると吾郎ちゃん吸血鬼どう?と思います。

購入すると用語をぜひ読んでと劇場スタッフさん。
読まないとわからないのか?となったものの読まず(笑)。
聖書、ギリシャ神話、世界史、毛皮・・・確かにわからないことはありました。
詳しかったらもっとおもしろいのかもなーとは思ったけれど
わからないからといってべつに頭がこんがらがることはないです。

2人芝居というものは実は初めての体験だったのでやや不安はありました。
セリフがほとんどとぎれることなく次から次へ繰り出され
立ち位置がめまぐるしく代わっていって。
たくさんの出演者が歌ったり踊ったりも楽しいけれど
2人芝居のほうが目を離すことができない感じは好きかもしれません。
このセリフ量を覚えたんだなと思ったらそれだけで感動もありました。


ストーリーは、マゾッホの小説「毛皮のヴィーナス」を脚色した劇作・演出家と
そのオーディションを受けに来た女優の関係が、
本読みをしていくうちに現実のことか本のなかのことか
あやふやになっていくというもの。
その心理戦が劇中劇のSMプレーなどを通して官能的に描かれます。
(拙い説明ですみません)

劇作・演出家が書いた主人公は自分自身のことなのか。
男は女に支配されたいと言いつつそう仕向けることで優位に立ってるのか。
女優はいったい誰なのか、何が目的でやってきたのか。
女は男の要求に応えてあげてるだけと思わせて本当は愛があるのか。
いま2人のあいだで行われてることは現実なのか幻なのか。

そんなことを考えながら見てました。
すっかり入り込んでしまって110分あっというま。
ひじょーにおもしろかったです。
なんかミステリーやサスペンスを見てるような気分にもなるかな。
最後の女のしてやったりな感じは松本清張的だなーとかね。

シリアスかと思いきや意外と笑いどころは多し。
笑わせよう的なものではなくて。言い方、表情、やりとりなどで。
役を入れ替える(男が女、女が男)ところ好きですね。
吾郎ちゃんちょっと美川憲一さん風に(笑)。
でも、当たり前だけどコントで女役をやるのとは全く違ってて。
不自然じゃない違和感の出し方がさすがでした。


吾郎ちゃん演じるは、演技を指導し役を与えるかの決定権を持つため
優位に立っていたはずが次第に女に支配されてく劇作・演出家。
吾郎ちゃんがパンフの中で「最初はちょっと嫌な感じ」と。
確かに知識をひけらかすシーンは女をちょっと小バカにしてました。
言ってることわかる?とつい言ってしまう吾郎ちゃんを連想させたので
笑いそうになりながらぴったりな役かもねーと思いました。

でも、女が持ってきたコートを着て座るときにお尻で踏まないんですよ(確か)。
長イスを蹴って動かすときもやや動きが硬いし(それはしかたがないか)。
それほかところどころに吾郎ちゃんな優しさを感じるところがあって。
だから、最後に縛られて「万歳!」と叫ぶことになっても
止めを刺された感じがいまいち伝わってこなかったかな。
嫌な男っぷりとかもっとあったらスカッとしたかも。
ちょっともったいないなと感じたところでした。

お相手となった中越さんはすばらしかったです。
いまどきの何も知らない女なのかと思ったら実は頭がよくて
どんどん男を虜にし支配していく女を迫力を持って演じてました。
3役(劇中劇で2役)あったんですけどどれもゾクッとするほど切り替る。
最初に切り替ったときに男が驚くんですけど。同じ気持ちでした。


吾郎ちゃんの見どころはたくさんありました。
SMプレーは堪能してくださいってことで。
思ってたよりは少なかったかな・・・(どんだけ期待してたんだ!)。
蹴られる吾郎ちゃんがよく見えなかったことは残念でした。
長イスがなかったら見えたんですけどね。
でも、長イスでむむむ!なシーンはもう見えすぎなほどよく見えて。
長イスよこっち側にいてくれてありがとうでした(笑)。

女のドレスのファスナーを上げるシーンは官能的でステキでした。
吾郎ちゃんの表情ははっきり見えなかったんですけど
ゆっくり上げてる手や背中から立ちのぼる色気を感じました。
陰の色気。あれは吾郎ちゃんならではのものですね。

いちばんドキッとしたのはTシャツ1枚でいるときかな。
脚はパンツにまだ余裕があるほどとても細いのに
肩幅はけっこうあってテレビよりも全然がっちりしてて男らしい。
その姿で目の前に立たれたときは思わずつばを飲み込みましたよ。

でも、だったらいまの木村くんの逞しさはいったいどんなもんだいと
吾郎ちゃんの横に幻を見てしまったのはいうまでもなし。
どんなときもつい思い出してしまう木村くん大好きな私なのでした(笑)。


カーテンコールは3回。
飛び跳ねてた中越さんかわいくて印象的でした。
吾郎ちゃんも何度も手を振ってくれました。

手を振り返すことはしませんでしたね。
役者・稲垣吾郎が目の前にいて。
SMAPのライブじゃないからやめとこうな気になって。
その分ずっとブラボーの思いを込めて拍手してました。
 
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