安堂ロイド（7）

回を追うごとにおもしろくなってきました。
ただ、元に戻っちゃっただけな感じも多少ありで
ロイドが銃を突きつけて終わるラストがややデジャブ。
また記憶が〜感情が〜とかが始まるのかと思ったらなんか不安。

わかんない人にはもう全然わかんないかもしれませんね。
虐殺とか暗殺とかアジア圏とか世界とか話が壮大にもなってます。
でも、信じるは心、魂、想い・・・。とてもシンプル。
SPECなどの世界観にどんどん近づいてきてるのかな。
最初からラブなんてしないで素直にそうしときゃいいのに（笑）。

2話3話あたりがちょっともったいなかった気もします。
ロイドと麻陽の関係を描くには必要だったかもしれませんけど。
チェーンソーとかいま思い出すとなんだったんだろう。
七瀬に何かあると匂わせたつもりだったのかもしれませんけど。
クスリがポケットから落ちて誰か拾うぐらいには何かあってもよかったかも。

今回は木村くんはほとんど動かずに物としていただけ。
それでも存在感がありあり。さすがスター。違うか（笑）。
動かない分はを遠憲さんと桐谷くんががんばってくれました。
漫画やアニメなら成立するような世界観なのに現実にアリと思えるお芝居。
聞いてねぇじゃねぇかお前！のシリアスななかで見せたコミカルさは
若手だと失笑コントになりがちですけど違和感を抱かせずでさすが遠憲さん。
注射登場の変な音は完全なるコントでした。爆笑。

コウちゃんもいい感じに怯え。立ち向かっていく麻陽を残しつつ。
ロイドがどれだけ大きな存在になってたか伝わりました。
黎士が殺されたあとにもあったらもっと感情移入できるキャラになっただろうに。
あまりにもタフだしロイドもすんなり受け入れてるところがありましたから。
でも、ロイドにやや温かさがあることを無意識に感じ取ってて
怖さを思ったより感じなかったと思えばまぁいいか。

黎士脳のデータはありましたね。あるだろうと思っててもホッ。
麻陽にはわかるメッセージ。東京タワーと十八（ポーズ）。
黎士らしいくていいなとウルッ。というよりクスッ。
ロイドが壊れても修復して護り続けるよ！
勝つまでやるとはこのことだったんでしょうか。
（5話の感想で書いたように映像がないだけで
何度もやってる＝繰返しはあるようにも思いますけど）
若かりし頃の星くんと出会ったときの黎士いいですね。やや変態で（笑）。
自分を不幸と言う一面も。兄の闇は妹のことでしょうか。

修復されたロイドは明らかに今までと違うアンドロイドARXⅡ-13。
怖さは正直あまりかな。前回のほうがずっと怖かったです。
でも、違いっぷりにはついぶつくさ言う私もさすが木村拓哉！でした。
サプリがせっかく初期化せずに救ってくれたのに記憶はなしで
人間に容赦なしのアンドロイドに。って容赦してたか。
やっぱり人間は殺さない。撃ちまくってもちゃんと外すし針を出しても脅すだけ。
初期化されても記憶はなくても魂のあるアンドロイド？そこは変わらず？
ナビエは記憶を消してもロイドの想いに反応しました。
きっと麻陽の想いに反応して今までの記憶を取り戻すんだろう・・・。

そんなRXⅡ-13は過去に民間人10億人を虐殺。
でも、世界各国の指導者が意図的に仕組んだこと？
知って逃げて意思をもって世界の指導者33人を殺害？
それでお尋ね者になってしまったのか。
ロイドにとっては過去でも2013年のいまからしたら未来の話。
もし、記憶が戻り意思で動くロイドが2066年に戻ったら虐殺はなくなる？
なくなれば未来はきっと違うものになっていくんだろう。
ロイドが麻陽を護ることで紡いだ時間も大きな意味があるってことなのかな。
でも、なんで麻陽なんだろう。麻陽って何者なの？わからん。

いろいろ謎は解かれてきましたけど。
まだまだわからなくて頭を悩ませ考えることばかりです。
考えれば考えるほどいろいろ枝葉が出てきてあれもこれもになって。
収拾つかなくなって結局まとまらないまま次週に。
文系脳なんで無駄に想像ばかりが広がってしかたがありません。
わかってるつもりでも全然わかってないことも多そうです。
何言ってんの？なところがあってももう笑っといてくだされ。
あーあと3回か。楽しみなようなめんどうなような（笑）。

次週ではラストクイーンととうとうご対面！
よかったまずはちゃんとお話ししてくれるのね。
ロイドは黎士脳で修復して認識できるスペックになったんでしょうか。
それともラストクイーンが認識できるようにした？
そんな機能があるのかよく知りませんけど。
屋上でどんな戦闘をするんだろう。ってかするのか？